パスポートはすべて「IC旅券」に
2006年3月から偽変造が難しくなるよう様々な工夫を施したIC旅券の発行が開始された。IC(集積回路)を搭載し、国籍や名前、生年月日など旅券面の身分事項のほか、所持人の顔写真を電磁的に記録していることが大きな特徴。
IC旅券もこれまでと同様、冊子型だが、冊子中央にICチップ及び通信を行うためのアンテナを格納したカードが組み込まれている。
パスポート申請時に必要な書類
(1)一般旅券発給申請書……1通
各都道府県のパスポート申請窓口で入手可能。5年用と10年用は申請書が異なるので要注意。
※20歳未満は、5年有効なパスポートしか申請できない。
(2)戸籍抄本または謄本……1通
申請日前6か月以内に発行されたもの。発行は、本籍地の市区町村の役所で行う。代理人申請や郵送での取り寄せも可能。
(3)住民票の写し……1通
本籍地が記載された申請日前6か月以内に発行されたもの。ただし、住民基本台帳ネットワークシステム(以下「住基ネット」と表記)で確認可能な方は、原則として住民票は不要。
(4)写真……1枚
申請日前6か月以内に撮影したもの。サイズはタテ45mm×ヨコ35mm。顔のタテの長さは写真タテ(45mm)の70〜80%(34±2mm)。正面、無帽、無背景。カラー、白黒どちらでも可。
※裏面に申請者の氏名を記入すること。
(5)身元確認書類(下記のリストを参照)
運転免許証など(A)の場合は1点
(A)が無い場合は、健康保険証など(B)を2点
または、(B)を1点と学生証など写真が添付された証明書(C)を1点
上記はすべてコピーは不可で、原本を提示する。
(A)運転免許証 / 船員手帳 / マイナンバーカード(通知カードは不可)
(B)健康保険証 / 国民健康保険証 / 船員保険証 / 共済組合員証 / 国民年金証書(手帳) / 厚生年金証書 / 共済年金証書 / 恩給証書 / 実印と印鑑登録証明書など
(C)写真が添付されている証明書(会社発行の身分証明書・学生証・公的機関が発行した資格証明書)など
※上記は国内で申請する場合の内容。
※上記リストの身分証明書については、基本的にどこでも認められるものだが、自治体によって内容が異なることもあるので、各都道府県の旅券課で確認すること。
【参考リンク】外務省「パスポートA to Z」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/index.html